2011年12月12日発行その2


目次

☆(社)全産協平成23年度 第2回理事会開催される。
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 ★平成23年度第2回理事会報告
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☆技家研平成23年度全国大会・ブロック大会報告の件
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☆(社)全産協平成23年度 第2回理事会開催される。
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平成23年9月6日東京都中央区の堀留町区民館において(社)全産協平成23年度
第2回理事会を開催した。
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★技術科教室の安全チェックシートとアンケートの実施
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安全環境委員会より安全についてのパンフレットとアンケート3000枚の印刷が間もなく完了す
る報告があり、各ブロック大会にてパンフレットとアンケートを配布し、新指導要領全面実施
に向けて現在の労働基準に基づいた「工作機械等の安全な使用」を教育現場に再度周知しても
らうよう、技術科教室内の環境・安全のチェックとアンケート記入をお願いすることになった。
さらに本年度関東・関西のメーカを中心に「工作機械等の安全な使用」についての研修、随時
もセミナーなど検討してゆくことになった。

技術科教室の安全チェックシートのダウンロード→http://zensankyo.jp/zensankyo/katudou/
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★全日中研究会各ブロック大会に対する交渉の件
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今後の手順について以下の通り確認した。
(1)各ブロック大会担当会社を5月連休前に決めておく。
(2)6月全日中総会で協力のため会長名義の協力依頼文と本年度ブロック担当会社の一覧を配
布する。
(3)各ブロック大会とも担当会社は全産協代表として交渉にあたること
(4)インターネットにて開催情報の公開するなど。

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★「ものづくり教育フェア」に関する件
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「木工の技」は競技内容が変わるタイトルも「木工チャレンジコンテスト」となった。木工工作
機械等を使用する可能性があるなどが報告された、要綱はすでに出ているとの報告があった。
「木工チャレンジコンテスト」→http://ajgika.ne.jp/~mokkou/

★その他
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次回の理事会は12月9日(金)に開催することになった。詳細は後日連絡
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☆技家研平成23年度全国大会・ブロック大会報告の件
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10月の秋田に始まり、先日の九州をもって終了した技家研のブロック大会ですが、全産協とし
ては「技術科教室の安全チェックシートの配布やアンケートの実施を出来たことが一つの大きな
成果と言えるのではないでしょうか。

また先生方の研究内容に関しては、次年度から完全実施される新学習指導要領を達成するための
具体的な取り組みとして、言語活動を通して技術を評価・活用するためのワークシート、エネル
ギ―効率や接合強度の数値化、計測・制御と生物育成の題材開発、郷土食・行事食や発酵食品と
保存食品、衣生活・食生活・消費生活と環境の関わり、安全な住居、幼児との交流についての指
導案開発など様々な取り組みが目立った。

以下は第50回近畿地区中学校技術・家庭科研究大会に於いての上野耕史調査官指導講評の要約
を掲載するので参考にしていただきたい。(数か所回った経験から上野調査官指導講評は基本
的にはこの内容でそこに各地の資料を加えるという形でなされていたので、どこの大会でも骨
組みは変わっていないようです。)

★ポイント1 新指導要領への対応
現状の中学生は、金を出すことですべてのものが手に入る。従って、生活する上で自分で作り出す
必要性を感じる必要がない。
また、ネットワーク上にすべての答えが存在する。従って、自分で答えを見つけ出す必要性を感じ
る必要がない。

しかしながら東日本大震災の影響による原子力発電所の事故やそれによる大規模停電では、国民も
技術に支えられた社会の一員として、適切な科学技術政策を決定・選択する能力が必要であると痛
感された。
そこで、現状において求められる技術・家庭科の本分は「工夫し創造する能力 planning and
creating 」である(技術・家庭科の英文約は technology and Home Economies )。
それは「新たな課題を解決できる能力」であり、「今後の家庭生活、社会生活において問題を解決
し続けようとする態度」を指している。したがって技術・家庭科の授業は「工夫し創造する能力 」
を育成できる場面を設定して行うことが好ましい。

★ポイント2 評価・活用について
技術・家庭科の課題に対して、生徒が解決策を考え出すための基本である。技術・家庭科における
問題解決とは、唯一の正解を求めるのではない。最適解を追及し続けることである。これこそが、技術
を評価し活用する能力である。
例えば、テクノロジーはあらゆる領域を支えている。しかし原発事故のように甚大な災いを導き出すこ
とも事実である。このように、テクノロジーと社会・環境は相互に影響を及ぼし合ってる。
従って、国の一員、社会の一員として、テクノロジーが社会と環境に与える「光と影」を知り、使用す
る工夫を考え、そして技術を生み出して活用することが求められている。

★ポイント3 指導計画
知識・技能においては、具体から抽象へ発展させる。いわゆる日常生活から社会生活へと拡大させる。
能力・態度においては、容易なことから困難なことへとステップアップさせる。
これらを担保する題材の検討と設定が必要である。

★ポイント4 言語活動
特別なことではなく、工夫し創造する能力を育む手段である。例えば、先人や自己の経験に注目して
能力の育成が図られていることが想起される。
しかし、自己の経験などをグループで述べ合うだけでは達成されない。話し合いの中で、以下のような
過程が踏まれる必要がある。
・自分の考えを書く。そして話す。
・人の話を聞く。それらをもとに、自分の考えを検討して改善する。
この過程を踏まえるためには、それぞれの段階での目標を明確にしなければならない。教師には、その
ための働きかけが重要である。

★ポイント5 学習評価の役割
評価の目的は以下の3点である。
1.教師は、自身の授業改善に役立てること。
2.生徒は、自身の豊かな自己表現に役立てること。
3.社会に対しては、学校における教育の成果を伝えること。
※評価を行う場合、例えば授業態度なのかワークシートなのか、そして「何故Aを付けたのか」、「Bを
付ける判断のポイントは」を説明できなければならない。つまり、目標達成状況を「何」で「どう」評
価するのかを明確にしておかなければならない。

以上
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