2011年12月12日発行その1


目次

☆(社)全産協第38回定期総会・理事会開催される。
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★文部科学省技術科教科調査官 上野耕史氏講演会を開催
★第38回定期総会報告
★平成23年度第1回理事会報告
★平成23年度メーカー部会報告
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★平成22年度第4回理事会報告
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★文部科学省技術科教科調査官 上野耕史氏講演会を開催
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(社)全産協は理事会・総会に引き続き、文部科学省技術科教科調査官の上野耕史氏
の講演会を開催した。下記に要約を掲載します。
 
東日本大震災の影響による原子力発電所の事故やそれによる大規模停電では、国民
も技術に支えられた社会の一員として、適切な科学技術政策を決定・選択する能力が
必要であると痛感された。それは持続可能な社会を構築する為に必要な力でもある。
つまり技術を評価する力の育成が重要である。
 
しかし今の子供たちの実体は、金を出すことですべてのものが手に入る。従って、生活
する上で自分で作り出す必要性を感じる必要がない。調べ学習もネットワーク上にすべ
ての答えが存在する。従って、自分で答えを見つけ出す必要性を感じる必要がない。
 
このように生活や教育の場面では生徒が自ら考え生活に活かすといったことが困難な状
況であるが、技術・家庭科は様々な知識・技術を総合し、自ら技術の最適化を考え、ど
う生活に活かすかを考えさせる教科であるので、技術などを評価・活用したり、社会と
のつながりを考える場面を設定してゆくことが必要である。
 
そのためにはあらたな発想を構築するための言語活動などをうまく活用し、言語活動に
よって生徒が自ら最適解を導き出す仕掛けや、過去のすぐれた製品を見せることを通し
て、先人の思考をなぞる言語活動等のことを通して行うなどのことが必要である。
 
例えば実際の製品や題材は使用目的や制約条件を明確にし、社会的(安全など)、環境
的、経済的側面などから設計要素を比較・検討した上で、制作品に適したエネルギーの
変換方法、力の伝達の仕組み、構造、電気回路などを決定しているが、こうしたことを
授業で実践するためには、各社の題材が「なぜこのような内容になっているのか?」に
ついてをコラムなどにして教師に資料として提供することで、言語活動を通した技術の
評価・活用がやりやすくなると思われる。
 
その他にも技術は有益で効率のよい活用を行うこと以外にも、技術と社会とのつながり
を考慮し、安全・環境・資源・国際競争力・知的財産等の視点からも評価されなければ
ならないので、新学習指導要領に相応しい教育現場での授業が出来るように教材会社は
サポートしてほしい。
 
今回の内容は時間が不足することが考えられるが、時間がない中、授業を効率的に進
める為、工作機械の整備や安全確認、実験用の教具の準備などの工夫が必要である。
 
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★第38回定期総会報告
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(社)全産協は平成23年6月10日(金)14時50分から銀座ブロッサム会館にて第38回定期総
会を開催し、平成22年度事業報告及び収支計算書案の説明がなされ、奈良監事より監査報告
の後、全会一致で承認された。
さらに平成24年度事業計画(案)及び収支予算(案)についての説明がなされ、全会一致
で承認された。

本年度も主な事業として、創造ものづくり教育フェア「生徒作品コンクール」・「木工の技」
への協力、全日本中学校技術・家庭科研究大会での教材展示、「エネルギー利用」技術作品コ
ンテスト協力事業、新学習指導要領に基づいた技術科教室の安全に対する調査研究及び、講習
会の開催などが予定されている。

特に「技術科教室の安全に対する調査研究及び講習会」は技術科教室の現状把握や、会員や教
師の安全スキルを向上させることで、一定レベル以上の安全な環境での授業を保証すると期待
されている。

役員選任に関しては加村尚喜事務局長が退任し、飯塚浩之氏が事務局の担当理事として選任さ
れ、さらに新任の塩入睦夫氏(元全日本中学校技術・家庭科研究会長)を理事として選任した。

その他報告事項として、「手回し発電式ライト・ラジオを被災地に届けよう」プロジェクトの
実施の報告や、文部科学省 初等中等教育局財務課「教材整備指針(案)に関する意見募集の
実施について」への意見提出の件、創造ものづくりフェア開催の報告、エネルギーコンテスト
の報告などが行われた。
最後に公益法人改革に伴う準備が整い公益法人化に対する手続きを始めていく報告がなされた。
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★平成23年度第1回理事会報告
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☆本年度創造ものづくり教育フェア「生徒作品コンクール」等について
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本年度の創造ものづくり教育フェア開催の概要が報告された、会場は新木場の新木場タワーなど
数会場に分散して開催、日時は平成23年1月21日(土)〜22日(日)の予定。1月21日(金)は準
備となっており、今年度は「木工の技」は内容をリニューアルしての開催になる。
 
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☆「エネルギー利用」技術作品コンテスト協力事業の件
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「エネルギー利用」技術作品コンテストは本年、旭川市科学館サイパルにて開催。表彰式・展
示は12月17日(土)〜18日(日)―表彰式は12月17日(土)予定。審査は10月29日(土)に北
海道教育大学旭川校で行われる。
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☆その他
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●評議員改選の件は現評議員を再任することになった。
●今後事務局は飯塚浩之理事が事務局の担当理事となり、山崎副会長がバックアップをして事務
局を運営することになった。
●現在の会費の納入状況に関して報告があった。
●全日中のホームページに全産協のリンクが完了した。
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★平成23年度メーカー部会報告
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☆研究大会における業者展示会内容に関する件
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平成23年6月10日(金)午前中に平成23年度メーカー部会を開催し以下の点を決定・確認した。
●本年度の各ブロック大会の担当会社を決定した。
●各ブロック大会の担当会社は大会業者展示の窓口を 大会事務局に社団法人全産協幹事で一本
化して頂く事を申し入れすること。
●業界外の「展示及び広告」は「大会事務局」に任せること。
●24年度については、「大会事務局」への申し入れ書(業者展示事業一任)のひな型を社団法人
全産協として内容の統一化を図ってゆくこと。 
●今後、展示内容での他業者への過度なアッピールを避ける等展示規範の検討を試みること
●大会誌に前年通り、社団法人全産協の広告を掲載して頂くこと。
※今年度 23年度より社団法人全産協の振込口座が変更になっているので注意のこと。
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★平成22年度第4回理事会報告
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●平成24年度事業計画及び予算案承認確認の件
●「創造ものづくり教育フェア」の生徒作品コンクール等開催結果の報告
●公益法人改革の件
以上の点を確認した。次回理事会および総会の開催スケジュールなどについて協議した。
●役員改選の件、葛岡理事がさん病気のため出席が難しいとのことなので、奈良先生から塩入先生
にお願いしていただくよう依頼することになった。
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