2008年2月19日発行
目次■(社)全産協の 平成19年度第4回理事会報告
★新指導要領公開速報
★総会&次回理事会情報
■付録 (社)全産協活動報告書’07
■Zensankyo Topics
(社)全産協の平成19年度第3回理事会報告
★「副会長に山崎正理事(山崎教育システム代表取締役社長)を選出」
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2月13日(水)、東京・日本橋の堀留区民館にて、(社)全産協の平成19年度第4回理事会が開催さ
れ、副会長に山崎正理事(山崎教育システム株式会社代表取締役社長)を選出した。岡田新会長
(株式会社トップマン 代表取締役社長)就任以降、副会長は既に鬼頭眞一郎理事(株式会社キトウ
代表取締役社長)が指名されていたが、もう一名が空席となっていた。
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★「新たなスポンサーを開拓−岡田会長方針を明言」
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「平成20年度事業計画および予算(案)」については、岡田会長は技術・家庭科の重要性は高まって
いると言えるのに、「現在の予算では新しいことに取り組んで技術・家庭科の重要性をPRするにも事欠く状
況」であるとし、「現行会員や新規の販売店への全産協の活動周知と、新たに賛助会員、活動への提供
者など新たなスポンサーを開拓する方針である」ことを明言した。具体的には早期に理事で手分けをして、
対象企業にお願いに行くことになった。「平成20年度事業計画および予算(案)」は総会に提出される。
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★「第8回全国中学生創造ものづくり教育フェアの反省」
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「第8回全国中学生創造ものづくり教育フェア」について報告を行い、今後の課題について話し合った、生徒
作品コンクールについて全産協としてはA方式に統一を目指して活動を行ってきたが、今回東京都がB方式
に戻ったことについて、理由は次年度以降、東京都に創造ものづくり教育フェアが戻ることによって、運営を担
う教師の負担を軽減するとの説明がなされている。全産協としては創造ものづくり教育フェア内の生徒作品
コンクールへA方式で出展する、すなわち県大会での優秀作を全国大会に出展する、様に働きかけることが
全日本中学校技術・家庭科研究会(全日中)の組織強化につながる部分があるということもあって、積極的
にB方式の都道府県に販売店の協力を仰ぎ、ポスター配布や作品回収によって、先生方に周知し、現在A
方式は40都道府県にまで増加してきた。全日中の組織強化にも貢献してきたことになる。
創造ものづくり教育フェアの開催状況の変化などを踏まえ、再度A方式に統一する方向で全日中と交渉を
することになった。
【A方式・B方式】
生徒作品コンクールの「A方式」の提出方法とは全日本中学校技術・家庭科研究会(以降全日中)
の都道府県の組織で選定した作品を全国大会に提出する方法で、「B方式」は全産協の会員からポス
ターや応募要領を各校に配布し、応募を希望する学校から直接全国のコンクールに応募する方法。
当初、全日中の県別の組織によって作品展などの開催にばらつきがあったため。単独でコンクールに参加
する方法として設置された。B方式は最終的には、全産協のメーカーと販売店が協力して各都道府県の
研究組織への周知を行い、研究組織が自力で「A方式」で提出できる道筋をつけることにある。
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★「委員会などの組織改革を断行!」
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ここ数年で、創造ものづくり教育フェア運営委員会、広報委員会、安全・環境対策委員会(工具・機械部
会・製作教材部会)「エネルギー利用」技術作品コンテスト担当委員会、「めざせ!!木工の技チャンピオン
」協力委員会、研究大会担当委員会などが次々に立ち上がっているが、これらを組織の中にメーカー部会
との関係なども含めてどう位置付けるかについて協議し、(1)委員会活動については担当理事が統括し、理
事会で報告・上程する。(2)当面全メーカーの意思を確認しながら進める必要がある案件については、メーカ
ー部会の機会を利用して委員会を開催する(現在のところ安全・環境対策委員会、研究大会担当委員
会がその対象と考えられる。)と言うことになった。次回のメーカー部会は趣を変えての開催になるが、次期は
3〜4月頃、名古屋で開催予定。
創造ものづくり教育フェア運営委員会 担当理事:鬼頭
広報委員会 担当理事:長田
安全・環境対策委員会 担当理事:山崎
「エネルギー利用」技術作品コンテスト担当委員会 担当理事:藤田
「めざせ!!木工の技チャンピオン」協力委員会 担当理事:三木
研究大会担当委員会 担当理事:森田
※飯田理事、山口理事は広報委員会に所属することになった。
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★「ZSK案内パンフレット製作の件」−'07アニュアル・レポート完成!
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「ZSK案内パンフレット製作の件」については、広報委員長から出された、活動報告書(アニュアル・レポ
ート)をもとに協議し、活動報告書と入会申込書を分離し、活動報告書については広報委員会にて訂正
したものを当面は使う、入会申込書は会則の表記などを正副で見直した上で作成することになった。
−活動報告書はこのニュースの巻末にテキストによる掲載をいたしました。全産協の存在意義について
認識を新たにしていただけましたら幸いです。
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★「委員会などの組織改革を断行!」
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安全・環境対策委員会の担当理事 山崎正理事(山崎教育システム株式会社 代表取締役社長)よ
り報告があり、製作教材部会のテーブルタップの安全な製作のための「チェックシート」や家庭での安全な使
用法などを周知するための「安全タグ」を会員メーカーよりの配布について説明があった。課題は(社)日本
配線器具工業会など関係団体との交渉や「チェックシート」と「安全タグ」のコスト、どこが作るかなどの課題
があるが、原案が示され、メーカー部会で調整するとの報告があった。
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新指導要領公開される。
2月16日(土)文部科学省は新指導要領を公開した。公示ではなく公開なのは、パブリックコメントを募集
した後、正式に公示するということである。新指導要領については関係者のコメントを加えて特集を企画したい
と考えている。
新指導要領についてはこちらからご覧になれます。http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/080216.htm
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Zensankyo Topics
総会開催日、6月13日(金)に決定!
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−細かいスケジュールや講演などの予定を追ってご連絡いたします。
あなたもぜひ参加してみませんか?
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●Zensankyo Mailmagazineは、社団法人全国中学校産業教育教材振興協会の活動
情報などをお届けするデジタル広報誌です。このメールマガジンは全産協会員企業にお送りしています。
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発行元:社団法人全国中学校産業教育教材振興協会 広報委員会
事務局
phone :03-5640-8028 fax :03-3664-4189
address :東京都中央区日本橋小舟町14番7号
e-mail: katsuraya-fg@nifty.com
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付録 (社)全産協活動報告書(アニュアルレポート)
(社)全産協ではこんな活動をしております。
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○指導要領の内容や今後の技・家教科の方向性を迅速に把握できる。○
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全産協では毎年、総会後に強化調査官や学識経験者を招き講演会などを開催し、
会員企業が「今後の技術・家庭科教育の方向性」について迅速な情報の把握が出
来る様に活動しています。具体例として・・・下記をご参照ください。
岡教科調査官(家庭科)の講演会開催! 2007年6月8日 霞山会館
(社)全産協は理事会・総会に引き続き、文部科学省教科調査官岡陽子氏の講
演会を開催しました。岡氏は今後の技術・家庭科の現状と課題,改善の方向性につ
いて、中学校家庭分野に関しては「家庭や家族に関する教育と子育て理解のための
体験や高齢者との交流」 「健全な食生活のための食育の推進 」「社会において主体
的に生きる消費者としての教育」などの改善の方向性が検討されており、その他中学
校技術分野に関しては、キャリア教育を意識した 「ものづくりを支える能力や技能・態
度の育成」、安全など技術についての倫理観育成を主眼とした「技術を評価・管理で
きる能力の育成 」などの改善の方向性が検討されていると説明されました。
−全産協では毎年総会後に教科調査官や学識経験者を招いて講演会を開催して
います。あなたも参加してみませんか?
┌───────────────────┐
□○よりよい技・家教科の為に動きます。□○
└───────────────────┘
□全国中学生創造ものづくり教育フェア開催に協力□
2008年1月26日(土) つくば国際会議場「エポカルつくば」
第8回全国中学生創造ものづくり教育フェアを全日本中学校技術・家庭科研究会(全
日中)と共催しました。全産協としては生徒作品コンクールを主催し、めざせ!「木工の技」
チャンピオン(全日中主催)の開催に協力し、第10回「エネルギー利用」技術作品コンテス
ト(日本産業技術教育学会主催)の受賞作の展示や、各々の表彰を行いました。このフェ
アは技術・家庭科教育の素晴らしさや、社会的意義をアピールするために現場の教師(全
日中)、学会、教材業界が(全産協)連携して開催しているもので、次年度は東京に開催
地が移る予定です。
○あなたも地域の生徒作品コンクールを支援してみませんか?○
全産協の生徒作品コンクールは全日中の都道府県の組織で選定した作品を全国大会
に提出する(A方式、現在40都道府県)と全産協の会員からポスターや応募要領を各
校に配布し、応募を希望する学校から直接全国のコンクールに応募する(B方式、現在
8都道府県)の二つの方法があります。B方式地域は全産協の会員の販売店からポスタ
ーや応募要領を各校に配布し、販売店が作品を集めることによって各都道府県の県の
研究会に周知し、自力で「A方式」で提出できる道筋をつけてあげると、県の研究会との
つながり・信頼関係もより深まるメリットがあります。
□みんなで「審議まとめ」などについてのパブリックコメントを提出する運動を行いました。□
2007年12月
環境問題や資源枯渇、食育や家庭環境の変化など新しい時代の中で技術・家庭科
の役割も変わっていくと考えられます。又、科学技術の振興の中でも、とりわけ理科ばかり
が顕揚され、日本が最も強みを発揮してきた技術的な領域の軽視などの偏りを是正する
観点から学会などと協力し、会員とともに「審議まとめ」などについてのパブリックコメントを
提出する運動を行いました。
「教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ」と「教育振興基本計画」についての意
見・科学技術の土台は理数教育のみではなく,技術的な素養も含まれているはずである。
・環境教育や伝統教育に関して・・・江戸末期に日本は世界で最も二酸化炭素を出さな
かった国だった、その循環型社会の源泉が「自然の利子を生活に利用する」匠の精神で
ある。失敗した西欧文明の模倣ばかりせず、匠の精神に学ぶことで日本オリジナルの循環
型社会の実現が可能になるシナリオが必要。
・日本は原理の発明よりも、それを利用し、正確に動作させることに強みを発揮してきた。
この分野は技術といわれるが発明も、知財もこの部分に日本強みが集中しているにもかか
わらず、この分野の強みを守り、発展させる視点が欠けているのではないか。
・科学技術に関しては、科学的な視点はあっても、技術的な視点が皆無。技術教育を
理解している人材を教育振興基本計画策定の審議会に入れるべきである。
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その他の委員会
創造ものづくり教育フェア運営委員会 担当理事:鬼頭・山崎
創造ものづくり教育フェアの設営や生徒作品コンクール開催に関して全日中と協働して推進
広報委員会 担当理事:長田
創造ものづくり教育フェアの速報などメルマガの発行や事業案内・報告など全産協の取り組
みを会員に伝えます。
「エネルギー利用」技術作品コンテスト担当委員会 担当理事:藤田
エネコンを中心として学会との交渉・連携をはかる。エネコンの全産協会長賞新設など
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2007年活動報告
平成19年度第1回理事会、及び総会 2007年6月8日(金)東京・虎ノ門の霞山会館にて開催
★「鎌田初代会長勇退、新会長に岡田氏を選出」−前会長鎌田理次郎氏(元日本大学教授)
の会長勇退に伴い、新会長に岡田真嘉理事(株式会社トップマン代表取締役社長)を選出した。
平成19年度第2回理事会 2007年9月13日(木)東京・京橋区民館にて開催
平成19年度第3回理事会 2007年11月29日(木)、東京築地・新三浦にて開催
★「副会長に鬼頭理事を選出」−副会長に鬼頭眞一郎理事(株式会社キトウ 代表取締役社
長)を選任した。
★鎌田前会長を名誉会長に選任−前会長鎌田理次郎氏(元日本大学教授)を名誉会長に選
任した。
第8回創造ものづくり教育フェア生徒作品コンクールのB方式審査2007年12月7日(金)東京・京橋
区民館にて開催
329点を審査!生徒作品コンクールB方式残り8都道府県に、現在B方式−岩手・秋田・東京・富
山・三重・滋賀・京都・和歌山の8都道府県。
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公益社団法人 全国中学校産業教育教材振興協会